「俺がソマリアの海賊を漁師に更生させた」
毎年、マグロの初競りでなんと億単位という豪快すぎる金額を出して競り落とすことで有名な
あの「すしざんまい」の社長が、
なんとソマリア沖の海賊を一掃させたという
これまた豪快すぎる武勇伝がネットで拡散しています。
スポンサードリンク
style="display:block"
data-ad-client="ca-pub-6175411693806280"
data-ad-slot="4841616439"
data-ad-format="rectangle">
しかも、その海賊に漁のやり方を教えて見事に更生させたうえ、
彼らが獲るキハダマグロを買い取って
「すしざんまい」のネタにするという、
Win Win の関係を築きあげるという男前ぶり。
もうこれは「ノーベル平和賞ものじゃね?」
なんて声も上がっています。
こんなおいしい話、ネットだけじゃなくて
テレビでもっと報道されてもいいんじゃないでしょうか?
だってこの社長、”出たがり”なタイプというイメージがありますし、
テレビで豪快に語ってくれそうですよね!
この美談をお茶の間のおじいちゃん、おばあちゃんにも聞かせてあげたらいいのに。
海賊が消えたのは「すしざんまい」の功労ではない?
実は、とあるノンフィクション作家の指摘により、この武勇伝がみるみる色褪せてしまったのです。
その指摘とは、
ソマリア沖の海賊がこの2,3年で一掃された理由は
一般の船舶が武装護衛をつけるようになったこと
ヨーロッパ各国の海軍が警備を行うようになったこと
によるものだというのです。
スポンサードリンク
style="display:block"
data-ad-client="ca-pub-6175411693806280"
data-ad-slot="4841616439"
data-ad-format="auto">
確かに、社長の言うところの
「貧困のために海賊をやらざるを得ない」人たちが、
たいそうな武器を搭載した大船に乗っているとは思えません。
相手が本気で抵抗したら、きっと太刀打ち出来そうにない気がします。
ではなぜ今まで、そんなヘタレな海賊でも暗躍できたのでしょうか?
それは、海賊の出処である謎の独立国家「プントランド」が、
海賊を利用して利益を共有していたからなのです!
まさにプントランドは「海賊国家」だったのです。
しかしここで、海軍や警備艇が海賊を撲滅してしまうと、
プントランド国家が立ちゆかなくなります。
そこに目をつけたのが、元自衛官だった「すしざんまい」の木村社長。
彼は、この豊かな漁場にすかさず乗り込み、
漁船や冷蔵設備を整えるために現地に莫大な設備投資をしました。
さらに獲れたマグロを買い取るので、
プントランド経済が潤うというウマイ仕組みです。
きれいごとだけでは成功しない?
というわけで、「すしざんまい」はちょうど海賊が激減したのを見計らったところで、
ソマリアでの漁業活動に着手した、ということです。
それはそれでイイ話に違いありませんよね。
ですが、「すしざんまい」はその元海賊に獲らせたマグロを
ちゃっかり密輸している?というTwitter情報もあり、
だんだんと美談から離れていっているような気がしてきました。
★話題のニュースついての関連記事
長野県バス事故、犠牲者のプロフィール報道ばかりが目につく
マイナンバーカードと企業のポイントサービス一本化って本気か?