都知事選の憂鬱
前回、前々回と投票してきて、今回も迷わず宇都宮氏に投じるつもりだった私の票が、ただいま宙に迷っております。
宇都宮氏は鳥越氏に託すような形で退陣したようにも見えるので、
ここは素直に鳥越氏に投票するのがスジかと思うでしょうが、
いやいや、なんだか癪に障るのですよー。
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何年も都政を考えてきた宇都宮氏と違って、
ちょっと元気になったから、よーし都知事にでも立候補しちゃうかーって
出てきちゃった感のある鳥越氏。
その前の石田純一氏の出馬騒ぎが伏線?
石田氏の志というか、男気はあっぱれだと思います。野党共闘を訴えたのも石田氏ですよ!
でもいかんせん、石田氏にはどーしてもチャラいイメージがあるんですよねー。
そして、安倍政権を批判したりしてる石田氏を煙たがっているのは、マスコミ。
「やっぱり靴下はかずに登庁するんですかあ?」
なんてアホな質問していじり倒して、
「石田純一に都政を任せられるワケねーべ」
みたいな空気を全力で作っていました。
結局、石田氏はあえなく出馬断念。
そこへ、彗星のごとく(どっからともなく)登場した鳥越俊太郎氏。
しかも「野党共闘候補」としてのオマケ付き。
一般的に考えると、「石田純一じゃアレだけど、鳥越俊太郎ならアリだわ」
ってなるんじゃありませんか?
かく言う私も、うっかりそんな気になりかけましたわ!
にわか候補にしか見えない鳥越氏
知名度も申し分ないし、がんと戦って生き抜いたポジティブなイメージもあります。ロマンスグレーを絵に描いたような見た目は、国際的な場でもヴィジュアルOKって感じですし。
でも、鳥越氏からはだんだんとボロが出てきているような気がして仕方がないのです。
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ろくに政策も考えないまま出馬して、宇都宮氏の公約を引き継ぐかと思いきや、
「まあ、ちょっとは参考にしときます」程度で、それはないんじゃないかと。
声高に謳っている「がん検診100%」も「はあ?」と思ってしまう。
だってすでに毎年、無料のがん検診クーポンが送られてきてますけど?
受診率が低いのはもう、個人の問題でしょう。
私は、胃がんや乳がん検診は被爆するから避けてますが。
しかも、鳥越氏は某がん保険会社から一回100万円で講演を依頼されて、
すでに計5,000万円の報酬を受け取っているというのです!
限りなく利益供与の香りがしますが、大丈夫なんですかね?
7月17日の「新報道2001」に生出演して小池百合子氏、増田寛也氏の3人で討論するはずだったのに、
なんと鳥越氏がドタキャン。
7月18日は巣鴨で街頭演説をわずか1分で終了して、
なぜか歌手の森進一氏が「襟裳の〜」と歌わされる。
炎天下、集まった人たちはタダの野次馬じゃないんですから!
あと、これは鳥越氏の責任ではないですが、
一年前のNHKの「ファミリーヒストリー」で鳥越氏の先祖を戦国時代まで遡り、
とある大名の家臣「鳥越興膳氏」に行き着いたという放送がありました。
しかし本当のところ、この人物は鳥越俊太郎氏の先祖ではなく、
鳥越氏の近所にお住まいの同じく鳥越姓の(赤の他人)先祖だったというNHKの大失態。
そしてなんとNHKは本物の「鳥越興膳氏」の末裔の登場に、
間違いを認めるも公に訂正やお詫びもせず、ウヤムヤにしてしまったといいます。
いろいろとお粗末なエピソードが出てくると、
やっぱり投票を考えてしまいますね。
またもや、「宇都宮潰し」の駒なんじゃないかと。
鳥越氏じゃなくて古賀茂明氏だったら、迷わないんですけど。