選挙人名簿の罠
この夏私は、渋谷区から世田谷区に引っ越しをしたので、先日の参議院選挙は、世田谷区の最寄りの投票所ではなくて、
今まで通りに幡ヶ谷区民会館に行かなければなりませんでした。
は? 住民票移してないの?
いや、そうではありません。
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転居先に3ヶ月以上居住しないと、その自治体の選挙人名簿に記載されないという、
鬼ルールがあるのです。
不正投票を避けるための措置ということですが、
わざわざ交通費かけて投票に行くのもなんだかな。
往復で500円以上もかかるし、
しかも電車4本乗り継ぎという面倒臭さ!
そのわりには、自転車で行ける距離なのですよ。
でもこの季節には自転車はしんどい。
だって、行きはずーっと上り坂という拷問なので熱中症で倒れる。
あ、そうか! 私、勤務地が渋谷だったわ!
てなワケで、先日の参院選はプレハブ造りの渋谷区役所仮庁舎で、期日前投票しました。これで、交通費も時間もかからず終了♪
今回の都知事選もこの方法でお手軽に済ませましょう!
投票所入場整理券って、届いても別にワクワクするものでもないし、
請求書みたいにすぐに開封して確認する性質のものでもないので、
投票に行く当日まで放っておいたのですが、
今回の都知事選の封書には、見たことのない青い紙が同封されていました。
なんと、投票の際に、現住所の住民票の写しが必要とのこと!
無料で発行してくれるというけど、間に合わねーよ!!
ああ〜もう面倒だから棄権しちまおうか?
いや待てよ、「住民票の写し」又は「引き続き都内に住所を有する旨の証明書」とあるではないか。
「引き続き都内に住所を有する旨の証明書」って何ぞや?
出来れば運転免許証とか、パスポートとか例をあげてくれないものか?
しかも住民票の写しと違って、字が強調されていないのも意図的なものを感じますが。
仕方なく渋谷区選管事務所に電話して聞いてみました。
えー運転免許証でOKとのこと。
まあそれが一般的でしょうに。 何か不親切。
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前回の参院選の時のタイミングでは、
投票所入場券は渋谷の住所から転送されてきたので、
住所証明の必要がなかったものと思われます。
それにしても、これが区議会選挙だったら、
世田谷区民なのに渋谷区区議会議員の投票をすることになるのでしょうか?
棄権することなく、無事投票してきました。
前回のブログでは迷っていましたが、
投票したい候補者が決まりまして。
当選しないでしょうけど、これからも頑張って欲しい人物です。
美竹公園に出来た仮庁舎前では、炊き出しをしていて、
独特の風情がある人々がたむろっていました。
こういう人たちがもっと幸せになるような東京になるのでしょうか。
(いや実は幸せだったりして)
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