ロシアで酒の代わりに入浴剤を飲んで50人以上が死亡したというニュース。
入浴剤の代わりに日本酒を入れるってのは聞いたことありますが、
その逆はあり得ない!
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ロシアでは、飲酒のせいで早死する人が多いというくらいです。
国策として、酒類の販売数を減らしたり値段を上げたりして国民の飲酒量をコントロールしたつもりが、
かえって裏目に出てしまったようです。
まともな酒が買えない人々は密造酒をつくるのが普通のことになってしまいました。
しかも、とんでもない材料で。
サマゴンと呼ばれる密造酒は、砂糖とイースト菌でつくるそうですが、
古くなったジャムや、歯磨き粉でも酒が造れるそうです。
さらには工業用アルコールに火をつけて、赤い炎が青く変わったところで飲むという、
なんとも超危険な飲み方にも驚きますが、
なんとオーデコロンや化粧品ローションまでもが酒の代用品とされたのだというから驚きです。
さらに、とあるネットの投稿で読んだんですが、
靴クリームをパンに塗り(!)半日待つとアルコール分が分離してパンに染みてくるので、その下の方だけ食べる
などという途方もないアルコール摂取法まで!
そうなってくると、入浴剤なんてまだマシなような気さえしてきます。
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問題の入浴剤は、サンザシの香りのする人気商品(?)で、
以前からアルコール代用品として利用されてきたらしいのですね。
ではなぜ急に大量の死者がでてしまったのかというと、
本来使われているはずのエタノールではなく、
毒性の強いメタノールが使われていたからでした。
実に、この入浴剤は安価に造られた模造品だったというらしいのです。
模造酒の原料までもが模造。
それにしても、そんなにしてまでアルコールが飲みたいなんて、
依存症を超えた、もの凄い執念を感じます。