惰性のままつけっぱなしになっていただけのテレビ番組が、
意外に面白かったことってありますよね。
日曜19時の「フルダチさん」で、方言やアクセントに関して面白おかしくやっていたので、
結構夢中で観てしまいました。
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東京で生まれ育った私は、
自分のアクセントこそ標準だと思っちゃっています。
まあ東京にいて、周りの人がそこまで訛ってくることはありませんが、
この人、なんとなくアクセントが違うなーって思うことは結構あります。
去年から一緒に働いている人なんですが、
彼女は東京でも屈指の高級住宅地の生まれで、現在は鎌倉住まい。
しかし、そのどちらにも属さないようなアクセントで話すんです。
例えば「夜」を「よる」とか、
「帰らない」を「かえらない」というふうに尻上がり調なんです。
神奈川というわけでもなく、むしろ北関東あたりのイントネーションに近い。
彼女の言語の半分以上はそんな感じ。
銀座や日本橋が幼少の頃の行きつけだったという、お嬢様エピソードを語り始めるともう止まらない。
そんな時、「なんで訛ってるんですかー?」って心の中で叫ぶ私。
私が気にしすぎなんでしょうけど、
日本人特有の「濁点抜き」が許せません。
「フルダチさん」でもやっていましたが、
「キューピッド」を「キューピット」
「ブルドッグ」を「ブルドック」っておかしいだろ!
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確かに「ベッド」を「ベット」、「バッヂ」を「バッチ」なんて日本人は普通に言う。
自分の職場でも、「ハンドバッグ」を「ハンドバック」って書く人の方が多い。あー許せん。
番組に出演していた言語学者の金田一先生によると
「日本人は、ッのあとに濁音を言うのが苦手」とのこと。
もうひとつ、年配者とかに多い「ボディー」を「ボデー」ってヤツ。
それは別にいいんです。 舌がそうとしか発音できないんですから。
でも、外来語の「テ」や「デ」は何でも「ティ」「ディ」にしなきゃダサいと勘違いしている人もいます。
「ディテイル」を「ディティール」、「デスティニー」を「ディスティニー」みたいな。
そう言っときゃ恥かかないだろうって思うのか。
昔流行ったヘアスタイリングジェル「DEP」も「ディップ」って言う人の方が多かったなー。