そんなに人の生き死にが気になるのか
小林麻央さん死去を特集する番組の過熱ぶりが凄かったですね。ワイドショーなどは、ほとんどの時間を割いて
彼女の生き様をこれでもかと放送していました。
視聴率が上がるからでしょう。
なぜ視聴率がとれるのか?
ただでさえ、悲報や訃報に反応する人は多いです。
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特に癌の場合は、川島なお美さんや、今井雅之さんなど
激ヤセしても舞台に立つとかプロセスが壮絶で
あまりにインパクトが強いです。
そして、スキャンダル(?)に事欠かなかった稀代のプレイボーイ市川海老蔵を
いともあっさりと陥落してみせた小林麻央さん。
厳しい梨園の妻の役目を一生懸命に果たしながらも、
両親そっくりの美形な子供たちにも恵まれ、まだ若く美しい盛りでした。
一般人には手の届かない世界を生きる麻央さん。
そんな彼女が壮絶な闘病の末、とうとう亡くなってしまったのです。
憧憬が一気に憐憫へと変わっていく、そんな落差を民衆は好むのです。
そして、末期の癌である彼女の秘蔵映像を編集してその日を待つ放送業界。
生かさず殺さず利用する
芸能人や有名人が命に関わる病気になると、たちまちその人は広告塔となり、巨額なビジネスとなるそうです。
「やっぱり健診は大事ね!」
「早期発見するにこしたことないし!」
「がん保険入ってないとヤバイかも!」
と、人々の心とカネが動くのです。
しかも麻央さんは、闘病生活を赤裸々に綴ったブログまで開設してくれました。
こんなの、医療業界がどう逆立ちしようと、
どんだけ宣伝費かけようと、到底つくれません。
リアルだからこそ、です。
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本当に健診は受けた方がいいのか?
先進国数か国の、がん死亡者数推移のグラフを見たことがありますが、どの国も減少しているにもかかわらず、日本だけが圧倒的に増え続けているのです。
これに関しては日本人全体の高齢化や、コンビニ食インスタント食の蔓延など、
いろいろ理由がありそうですが、
私の妄想(笑)によりますと、
「がん検診のやりすぎ」にも一因があるのではと。
会社勤めなら、強制的健康診断で胸部や胃部のレントゲン検査があります。
国保の人でも、自治体から無料のがん検診クーポンが送られてきます。
私も数年前、うっかり区のがん検診で、胸部、胃部、マンモグラフィーと受けてしまい、
「ものすごい被爆した感」に苛まれました。
そんな精度の低そうな健診でも怪しい所見がみつかれば、
再検査、精密検査となり、実は大したことのない、ほっとけば消えてしまう類いの癌を、
つつきまわして、ストレスを与えて「寝た子を覚ます」ようなことになってしまう。
そうなれば、医療業界は儲かりますから。
日本はこれからも、がん死亡率が上がっていくでしょう。
国を挙げて国民を被爆させたがっているのですから。
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